2018年に創業100年を迎えた「シチズン」。その古い歴史は、懐中時計の製造からはじまりました。常に革新的なものづくりを続け、日本のトップブランドにまでなったシチズンの歴史を振り返ります。
精密な技と高品質な製品をあらゆる産業に活かすため、電子機器や電子デバイス、自動車部品から高品質ジュエリーなど、幅広い分野へ挑戦しながらも、時計メーカーとして最先端を走り続けた底力を感じてください。腕時計に込められた魅力が分かるはずです!
「シチズン」は、時計事業で培った小型、精密、低省量電力技術をもとに発展してきました。時計金属商であった山﨑龜吉は「懐中時計を国産化したい」と、1918年に尚工舎時計研究所を創立。工作機械を欧米から輸入し、自社で部品用工作機械を製造、そして、精密な製品づくりに苦戦しながら懐中時計第1号を完成させます。
同時に、優れた技術者を育成するため時計学校を開設し、日本の技術革新に貢献。その後、「永く広く市民に愛されるように」と「CITIZEN」と名付けられ、1930年にシチズン時計株式会社が創立されました。
腕時計貿易が自由化された後、1960年にはアメリカへの輸出を本格化させます。そのとき、活躍した製品が、国産初の本格的電子腕時計『エックスエイト』です。1973年には、シチズン初のクオーツ式腕時計『クリストロン』が発売となり、その3年後には、シチズンの基幹技術である光発電「エコ・ドライブ」の原点となった、世界初のアナログ式太陽電池ウオッチ『クリストロン ソーラーセル』が発売されました。
その後もシチズンは拡大を続けます。携帯電話が普及し進化する過程で、キー照明やバックライト、フラッシュなどの事業を急拡大するのです。そして、1983年には世界初、表面実装タイプチップLEDの量産に成功します。
腕時計作りで40年以上の実績を持つシチズンは、その精密切削加工技術を生かして自動車部品やデジタルカメラ部品も手掛けます。同時に、世界初の多極受信型電波時計やアンテナ内蔵型フルメタルケースの電波時計を発売しました。
事業の多角化を進める一方、時計業界でも最前線を走り続けてきたシチズンは、今では国内でトップクラスの時計メーカーにまでなりました。日本の職人が培ってきた技術を余すことなく表現した腕時計は、国内に留まらず、全世界でもファンを増やしています。
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