印材にはたくさんの種類がありますが、代表的な物をいくつかご紹介します。
・象牙(ぞうげ)
鮮やかな光沢で見た目に分かる上質さはもちろんのこと、耐久性や朱肉との馴染みも兼ね備えていて
高品質なだけでなく高機能な印材になります。
・翡翠(ひすい)
ジュエリーやアクセサリーとしてよく見掛けられる石です。
王の象徴や人生の成功・繁栄を護るパワーストーンとしても重宝されていたことから人気です。
・田黄石(でんおうせき)
石材の「王者」と言われています。
寿山で採れる石で、手触りや光沢になんとも言えない味があります。
・鶏血石(けいけつせき)
昔からある石で、なんと言ってもその美しい見た目に人気があります。
文字通り、鶏の鮮血のような赤色です。
印材は印面が彫られていてもその部分を削り取って再利用することが可能なので、中古品でも値が付くものがあります。
上記で紹介した代表的な印材の中にも、高値が期待できるものがあるのでご紹介します。
・象牙
現在ワシントン条約によって象牙の輸入は厳しく禁止されています。
そのため、例え彫刻が彫られていようとも象牙の印材は貴重な資源となるのです。
もちろん未使用品に比べると多少値は下がってしまいますが、印面が彫られていても買取が可能です。
・田黄石
現在はもう採石が尽きたと言われており、貴重価値の高い印材となっています。
手に入りにくいぶん、使用品でもかなりの高値が付くでしょう。
印材は、単に印鑑を製作するうえでの材料としてだけではなく、見て触って楽しむものでもありました。
そこで「作鈕(さくちゅう)が彫られている」という点も大切な査定ポイントとなります。
印鑑のつまみ部分である作鈕が彫られているものは流通が少なく、有名作家のものとなれば高額査定が期待できます。
例えば、高さ6.5cmの高級な「田黄石」の印材に作鈕が彫られていたものには、550万円の値が付いています。
また寿山石でできた印材には二つの龍が彫刻されており、側面には漢詩が彫られていたことから167万円となりました。
いづれも高級な石であることと、彫刻が彫られていたことで買取査定が跳ね上がりかなりの高値が付きました。
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