水が命のウイスキーをつくるため、日本全国をまわり辿り着いた地こそ、このサントリーの代表的な銘柄ともなった京都府「山崎」でした。
日本百名選にも選ばれる離宮の水、茶人・千利休もこの名水を愛したとされています。
そんなこだわりの地から始まった日本初ウイスキーの歴史がまた大きく動いたのは、2003年。
世界的に権威のある酒類コンペティション ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)にて、山崎12年が日本初の金賞を受賞。
これを皮切りに山崎蒸留所で生まれた「山崎」シリーズ12年・18年・25年が世界の名だたる賞を次々と受賞しました。
数量限定の限定ボトルも即完売が続き、その人気は世界中に。
世界的なジャパニーズウイスキーブームが到来したこともあり、売れすぎてついには原酒の不足に陥ってしまいました。
そして止まらない外国人による爆買い。
若いものでも最低3年以上の熟成が必要なウイスキーが買い占められると、必然的に入荷を待たなければいけない状況になります。
ここ数年では酒販店やスーパーはもちろんのことバーや飲食店ですら「山崎」を仕入れることが難しい品薄状態です。
そこで注目を浴びたのが買取業界。
もともと人気の高い「山崎」が、品薄により更に買取価格は高騰中。
いくら払ってでも飲みたいというファンが少なくないことからヴィンテージものだけでなく、現行品でも高く売れる状況が続いています。
・山崎蒸留所 80周年記念ボトル
定価10,000円ほど→204,000円
山崎蒸溜所の設立80年を記念して限定5000本が発売。
2003年発売当時は手に入りやすい価格だったものの、ウイスキーブームにより買取価格が急上昇しました。
・山崎25年シングルモルト
定価125,000円→買取価格530,400円
年間生産数千本の限定販売品。
アジア圏を中心に人気が高まり、手に入りにくい商品となってしまいました。
・山崎35年
定価50,000円→買取価格3,060,000円
ヴィンテージモルトの中でも高いクオリティーが魅力。
200本のみの限定販売、即完売であることから希少価値が上がりました。
・山崎50年
定価1,000,000円
2005年50本限定、2007年50本限定、2011年150本限定で、3度販売。
驚くべきはオークションでの落札価格
2018年1月27日 香港サザビーズ 3,250万円で落札。
2018年8月17日 香港のボナムス 3,795万円で落札。
・山崎55年
定価3,000,000円
2020年6月に100本限定で抽選販売。
山崎50年の高額転売をうけて、対策として当選者の名前がラベルに印字されました。
しかしそれでも欲しいというファンは多数。
このどちらもここで価格は提示できませんが、所有者の方にだけご提示します。
死ぬ気でがんばります!
大事な
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