モナコ王妃・グレース・ケリーが妊娠中のお腹をパパラッチから隠すために使ったのが、後に「ケリーバッグ」と呼ばれるようになったバッグだという話は、あまりに有名ですね。バッグでお腹を隠した写真が雑誌「ライフ」の表紙を飾ると、ファッションに敏感な女性たちからの問い合わせが殺到したといいます。
グレイス・ケリーはアメリカ出身の女優。代表作は、フレッド・ジンネマンの『真昼の決闘』、ヒッチコックの『裏窓』など。上品な美貌に恵まれ、人気の絶頂にありましたが、モナコ大公と出会って結婚。女優を引退して公妃となりました。
ケリーバッグには1935年の発売当初は「サック・ア・クロア」という名前が付けられていましたが、グレース・ケリー=バッグというイメージが完全に定着したため、モナコ王室の認可をもらい「ケリーバッグ」に改称されました。
ケリーと並ぶ「エルメスの二大バッグ」と呼ばれるバッグは、開口部分が大きく荷物をたっぷりと収納できます。バーキンが誕生したきっかけは、当時のエルメスの社長が移動の飛行機内で偶然ジェーン・バーキンの隣に座ったことから始まりました。
ボロボロの籐カゴに溢れんばかりの荷物を詰め込んでいるのを見て「あなたの好きなバッグを作りましょう。」と声をかけ、デザインされたのが現在のバーキンです。
ジェーン・バーキンは、イギリス出身の女優。少年のようなすらりとした体型、イギリスなまりのあるフランス語はフランス人にはピュアに見え、フランスで人気を博しました。代表作は、『欲望』、ジャック・ドレーの『太陽が知っている』など。
出張、旅行など多くの荷物を持ち運ぶのに適したバーキンは、時代を超えて愛され続けています。
●ハンドルの形状
トップハンドルが1本なのが、最大の特徴です。ハンドバッグとして最も美しいフォルムを描くために、ハンドルを1本に徹底する必要がありました。ワイドサイズを展開していますが、あくまでもハンドル数は変えません。ショルダーストラップを付属してエレガントなフォルムをキープさせているのです。
●使うシーン
小さなサイズ(20~)はちょっとしたお出かけに、財布やスマートフォンなどを入れて持ち歩くのにピッタリです。デザインによってはフォーマルなシーンでも活躍します。やや大きなサイズ(25~)は、荷物もたくさん入りますのでプチ旅行にもおすすめ。ショルダーベルトを使用して重さの負担を軽減できますね。
●ハンドルの形状
トップハンドルは2本で、荷物をたっぷり収納した場合の持ち運びには肩からかけてショルダーとして使うことができます。内部に仕切りを作っていないのも、使う方がライフスタイルに合わせてバッグを自由に使って欲しいという思いが込められているからでしょう。
●使うシーン
たっぷり荷物を入れられるように制作されているので、出張、旅行、スポーツジムなどのシーンで使われることが多いですね。仕切りがないため荷物の出し入れはとってもスムーズです。フラップを内側に入れてトートバッグ風にするとイメージが変わります。
●オルセン姉妹
女優、ファッションデザイナーとして、それぞれ活躍中のオルセン姉妹。愛用している黒のケリーバッグがゴージャスな雰囲気にマッチしていますね。
●ヴィクトリア・ベッカム
エルメスのバッグを100以上コレクションしているというヴィクトリアベッカム。ファッションに合わせて見事にコーディネートしています。
●レディ・ガガ
とても個性的に使っているレディ・ガガ。もはやバーキンに見えないという声もありますが、ファッションとピッタリ合っています。
●マライア・キャリー
世界の歌姫、マライア・キャリーもバーキンを愛するひとり。モノトーンコーデに鮮やかなバーキンが映えます。
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