2014年頃までは、レトロおもちゃの情報を得る手段はほとんどありませんでした。雑誌の後ろに広告を出しているお店に電話をするくらいしか。
これは1998年(平成10年)の雑誌です。味がありますね!
2014年頃までと具体的に書いたのは、この年がYahoo!オークション(現ヤフオク!)のサービスが開始された年だからです。
現在は、メルカリ、ラクマ(旧フリル)など個人売買ができるサービスが乱立しています。中でも急成長したのがメルカリで、2019年4月に利用率はヤフオク!を追い越しました。
しかし、ホビー関連の主戦場は依然としてヤフオク!です。買取業者は、専門店を始め複数ルートから相場を得ているのですが、やはりヤフオク!は参考になります。入札件数も、商品数も、ヤフオク!が一番多いからです。
レトロおもちゃの相場を知るなら、ヤフオク!で過去の取引相場をチェックしましょう。
ヤフオク!の取引価格を調べるのはとても簡単です。下のサイトを使います。
●オークファン
https://aucfan.com
オークファンは、ヤフオク!、メルカリ、モバオク、eBay、セカイモン、Amazonの取引価格を過去に遡って横断検索できるサービスです。
ショップのオークション出品者や、さまざまな古物商、個人のオークション出品者まで、多くの人が参考にしているサイトです。
せどりで稼ごうとしている人にとっては、オークファンは必須です。
オークファンには、プランが3つあります。
1 一般会員(無料)
2 プレミアム会員(980円/月)
3 プロplus会員(10,800円/月)
継続的に利益を出そうというわけではないのなら、無料の一般会員で十分です。
できることが細かく違うのですが、大きな違いは「期間おまとめ検索」の選択期間と検索回数です。
「期間おまとめ検索」とは、集める情報の期間を絞る機能。
1 一般会員
過去六か月の取引データを、月3回まで調べられる。
2 プレミアム会員
過去10年分の取引データを、月1,000回まで調べられる。
3 プロplus会員
過去10年分の取引データを、無制限に調べられる。
●半年検索の使いどころに注意して!
上を見ての通り、一般会員は6ヶ月範囲の検索は月に3回しかできません。
軽ーい気持ちでお試し検索するとすぐになくなってしまうので注意しましょう。
オークションで転売益を出そうとしている人は、直近三か月のデータしか参考にしないそうなので、半年検索は必要ないと言えばないのですが、それはオークファンを使う目的によると思います。
継続的に利益を狙いたい転売人にとっては、昔のデータは意味がありません。ほとんどの取引相場は世間の流行や現行モデルの廃盤などに左右されるので、短い期間にコロコロ変わるからです。在庫を早くはけさせたいなら、10年前の取引価格など参考になりません。
その品物に愛情をもっていて、「今すぐではないけれどいつか手放そう。売るならちゃんとした値段で売りたい」と考える人にとっては、急いで売る必要がないので価格が上がるのを待つことができます。それなら、過去の上限価格は参考になりますね。
●ホビーならヤフオク!に絞った検索でも十分
オークファンは複数サイトから情報をひっぱってくるため、重いサイトです。10年分の検索をすると、なかなか表示されずにイライラします。
そんなに膨大なデータは必要ないので、まずは検索対象をヤフオク!だけにして、半年検索あたりがおすすめです。その方がサクサク動きますよ。
大事な
お知らせ
査定をご希望のお客様はご一読ください