・長い歴史に裏打ちされた、高い人気
今から250年以上前の1765年。フランスでリチャード・ヘネシーがブランデー「コニャック」の製造を手掛けたことに始まります。
以来、彼が創業したヘネシー社は、長年コニャックの製造に携わり、いまや同社のブランド「ヘネシー」は高級ブランデーとして世界各国で認知・愛飲されています。
・強いこだわりから生まれた、高い品質
リチャード・ヘネシーは、原料となるブドウの品種や蒸留方法に強いこだわりを持ち、熟成も樹齢100年を超えるオーク樽を使用するなど、高い品質を目指していました。
その妥協を許さない信念が、ヘネシーを高級ブランドに押し上げたといえます。
「ナポレオン」や「VSOP」などの名称を耳にしたことがある方は多いでしょう。これはコニャックの等級です。国際的な統一規格はないのですが、「全国コニャック事務局(BNIC)」が熟成年を基準に分類しており、ほとんどのメーカーはこれに準じています。BNICの分類は以下。ランクが低い順です。
•スリースター、V.S.……熟成期間3年以上
•V.S.O.P.……熟成5年以上
•ナポレオン……熟成期間7年以上
•X.O. ……熟成期間10年以上
•Hors d’âge(オール ダージュ)……熟成期間10年以上
Hors d’âgeは、オーダージュとも記載されます。耳慣れないかもしれませんが、各メーカーが、熟成したということを強調するために使用している名称で、BNICの基準ではX.O.と同じです。
・ヘネシーの定価一覧!
ヘネシーにはナポレオンがなく、X.O.よりも上のグレードである「パラディー」や「リシャール」など独自の表記が存在します。グレードが低い順に次のようになります。ヘネシーを知らない方は、「パラディー?なんだナポレオンじゃないのか」と思われるかもしれませんが、パラディーはX.O.よりも上。「リシャール」は最高品質のブランデー。お値段も超一流です。
・V.S. 4,070円
・V.S.O.P フィーヌシャンパーニュ 12,000円
・X.O 19,700円
・バラディー 90,300円
・バラディアンぺリアル 205,800円
・リシャールヘネシー 383,000円
ヘネシーの販売会社である、モエ・ヘネシー・ディアジオ社による定価です。実際の販売価格とは異なりますが、参考までに。
・買い取りも、やっぱり高額です
未開封ならヘネシーの価値は古くても落ちません。バブル景気の際に海外の免税店等で購入した物なども、市場に出回り、高い評価を得ています。
一例として以下の2種類の買取価格は、このようになっております。
・バラディアンぺリアル 80,000円
・リシャールヘネシー 280,000円
・等級が高いほど高額買取されます
元値が高いのだから当然と言えば当然ですが、等級が高いものが値下がりしにくいのは、そもそも市場に出る数が少ないから。希少性がプラスされてのお値段だということです。
・20年前にもらったヘネシーは高級品の可能性がある
バブル景気の際、ヘネシーの高価なブランデーは海外旅行のお土産の定番でした。飲みもしないのによくもらった、懐かしいという方も多いです。飾り棚で埃をかぶったヘネシーが、よく見たらパラディーだった、リシャールだった、という例があります。豊かな時代の産物ですね。ラベルをチェックしましょう!
・箱の有無や保存状態で、さらに値段アップ
その中でも、ボトル・ラベルの保存状態が良いものや、ボトルを入れる箱があるかどうかによっても査定価格が大幅に違ってきます(もちろん箱の保存状態も評価の対象に入ります)。ヘネシーは高い人気を誇る分だけ、買取価格もその分大幅アップが期待できます!
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