全国各地の蔵元で生産された質の高い日本酒は酒店やデパートなどの店頭でも買えますが、人気がある日本酒はいつも並んでいるわけではありません。そんな入手困難な日本酒の銘柄を、インターネットで検索する人も多いのではないでしょうか。
人気の高い日本酒は需要があるため品薄になりがちですが、それとは別に生産量の少ない日本酒にももちろんプレミアが付きます。また、晩秋から冬にかけて出る「しぼりたて」や秋口に出る「ひやおろし」などは限定生産のため、即完売となるものもあります。
プレミアの付く日本酒とは?
1.人気があるので品薄になりやすい
2.生産量が少ない
3.季節や◯◯周年などの限定品
「十四代」(高木酒造/山形県)や「獺祭」(旭酒造/山口県)、「久保田」(朝日酒造/新潟県)といった有名な日本酒の多くは、どの店でも購入できるわけではありません。契約を結んだ特約店があり、販売店が限られています。そのため在庫が少なく、品切れとなってしまうこともあります。
※「獺祭」は豪雨被害で入手困難となっています。購入は回復を待ってからのほうがいいでしょう。
主な人気のあるプレミア日本酒
田酒(西田酒造店/青森県)
伯楽星(新澤醸造店/宮城県)
飛露喜(廣木酒造本店/福島県)
磯自慢(磯自慢酒造/静岡県)
黒龍(黒龍酒造/福井県)
而今(木屋正酒造 /三重県)
龍力(本田商店/兵庫県)
プレミア日本酒の中には、ごく少量しか生産しない幻の酒があります。
「寒紅梅」を製造する三重県の寒紅梅酒造は、家族経営の小さな酒蔵です。家族の手作業でていねいに造られているため、少量生産ですがとても人気があります。「醴泉(玉泉堂酒造/岐阜県)」や「醸し人九平次(萬乗醸造/愛知県)の酒蔵は、かつては大量生産を行っていましたが、品質を重視した少量生産に切り替えました。これらは品質にあわせて少量生産の希少性が、幻の酒といわれるゆえんになっています。
小規模生産の酒蔵の日本酒
酉与右衛門(酔右衛門)(川村酒造店/岩手県)
惣邑(長沼合名/山形県)
石鎚(石鎚酒造/愛媛県)
日本酒には、四季折々のその季節限定の味わいがあります。
晩秋の新酒の時期から出回るのが「しぼりたて」です。フレッシュな風味が特徴のしぼりたては、この季節を狙って手に入れたいものです。ほかにも、「ひやおろし」は秋に登場する日本酒。新酒に火入れをして熟成させたもので、まろやかな風味が特徴です。
季節限定で販売される日本酒
11月頃 しぼりたて
12月頃 にごり酒
9月頃 ひやおろし
9月頃 秋上がり
10月頃 あらばしり
10月頃 山廃仕込
大事な
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