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2019.05.22 骨董品買取

陶器と磁器の違いは?陶磁器の見分け方や種類を解説

陶器と磁器の違いは?陶磁器の見分け方や種類を解説
縄文時代の土器、戦国時代の茶器、現代の100円ショップのカップは陶器?磁器?どっち?陶磁器の見分け方や種類、特徴を解説します。
陶磁器の種類とは

1. 陶磁器は3種類。原料によって分類される
 1-1.陶器とは主に土が原料
 1-2.磁器とは土と石が原料
 1-3.炻器とは陶器と磁器のハイブリット

2. 陶器と磁器はどっちがいいの?
 2-1.陶器のメリットとデメリット
 2-2.磁器のメリットとデメリット

3. 有田焼はどっち?日本の主な産地の焼き物の種類
 3-1.代表的な陶器の産地
 3-2.代表的な磁器の産地
 3-3.代表的な炻器の産地

4. まとめ

陶磁器は3種類。原料によって分類される

 1-1.陶器は主に土が原料
陶器は粘土から作られるため重量と厚みがあり、素朴な土の温かさをダイレクトに感じられます。縄文土器は釉薬を用いない素焼きの陶器、戦国時代の茶器は陶器に分類されます。

 1-2.磁器は土と石が原料
磁器は石を粉砕した粉と粘土を混ぜ合わせたものから作られます。電子レンジ、食洗機の使用に耐えられる強度を持つため、100円ショップで販売されているカップは磁器に分類されるものが多いです。

 1-3.炻器は陶器と磁器のハイブリット
炻器は陶器と磁器の両方の特徴を合わせ持ちます。炻器は陶器のような素朴な風合いを持ちながら、磁器のような強度があるため日用品として用いられることが多いです。

陶器と磁器はどっちがいいの?

2-1.陶器のメリットとデメリット
陶器のメリットは素朴な土の温かさをダイレクトに感じられることです。経年による変化が独特の風合いとなります。保温性が高く熱伝導が低いため、暖かい料理用の器や飲み物のカップに適しています。デメリットは粘土から作られるため重量と厚みがあり、吸水性があるため磁器よりも弱くヒビが入りやすいです。

2-2.磁器のメリットとデメリット
磁器のメリットは陶器よりも硬く薄く軽くヒビが入りにくい強度を持つことです。真っ白な生地に洗練された滑らかな肌触りが特徴です。デメリットは熱伝導が高く、保温性が低いため、暖かい料理は冷めやすく、熱すぎる飲み物のカップにはあまり適していません。

有田焼は磁器?陶器?日本の主な産地の焼き物の種類

主な陶磁器の産地を陶器・磁器・炻器の種類別に紹介します。京都から東で生産された陶磁器は瀬戸物、西で生産されたものは唐津物と呼ばれています。

3-1.代表的な陶器の産地
 -瀬戸焼(愛知県)、丹波立杭焼(兵庫県)、唐津焼(佐賀県・長崎県)など

3-2.代表的な磁器の産地
 -有田焼(佐賀県)、美濃焼(岐阜県)、九谷焼(石川県)など

3-3.代表的な炻器の産地
 -常滑焼(愛知県)、越前焼(福井県)、信楽焼(滋賀県)、備前焼(岡山県)など

平安・鎌倉から現在まで生産が続く代表的な6つの窯(瀬戸焼・常滑焼・越前焼・信楽焼・丹波立杭焼・備前焼)を日本六古窯といいます。

実は陶磁器の種類は明確に区別できない!?
陶器・磁器・炻器の3つに分けて陶磁器の種類を解説してきましたが、厳密に言うとその定義は時代や地域によって基準が異なっています。西洋では陶器と磁器が同一に扱われることが多いようですが、東洋では逆に奥深すぎて区別が困難です。

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