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2019.05.22 骨董品買取

高値で取引されている「硯石」とは何なのか

高値で取引されている「硯石」とは何なのか
硯の多くは、天然石を削り出したものを加工して仕上げます。近年ではプラスチックやセラミックでつくられたものもありますが、骨董品として価値があるものは石製の硯です。その材料になる石を「硯石」といい、産地によってさまざまな種類があります。
1. 硯石は産地や種類によって色や質が違う
2. 「和硯」とよばれる日本製の硯石
―2-1. 赤間石
―2-2. 雨畑石
―2-3. 龍渓石
3. 「唐硯」とよばれる中国製の硯石
―3-1. 端渓石
―3-2. 歙州石
―3-3. とう河緑石
4. 朝鮮産や泥製の硯石もある
5. 「硯石」が硯の価値をあげる!

硯石は産地や種類によって色や質が違う

墨をするのに欠かせない硯は、すった墨のツヤや濃さを左右します。硬くツルツルしている石製の硯は濃い墨をつくり出せず、粒子が粗い石でできた硯はツヤがない墨をすり出します。程よい硬さを持ち、粗すぎない粒子を持った石が硯には適しているのです。
硯は日本製と中国製のものが知られており、それぞれ「和硯(わけん)」と「唐硯(とうけん)」とよばれています。その違いは材質である石の違い。産地や石質によってそれぞれ特徴があるのでご紹介しましょう。

「和硯」とよばれる日本製の硯石

・赤間石:山口県宇部市が産地。比較的硬い石質をしており、硯に加工すると石眼や美しい紋様が出ます。粘り気のある緻密な石なので、細工がしやすく硯石として優れた石です。赤味を帯びた紫色や緑色を帯びたものもあります。
・雨畑石:山梨県早川町が産地。粒子が細かく緻密な石質です。また、水分の吸収が少ないので、硯に最適な石質といわれています。
・龍渓石:長野県を流れる天竜川で産出されます。赤褐色の美しい錆色が特徴で、硯になると粒子の細かいツヤのある墨をすることができます。
そのほかにも、高知県西部が産地の蒼龍石や宮城県石巻市が産地の玄昌石などが有名です。

「唐硯」とよばれる中国製の硯石

・端渓石:中国広東省が産地。淡紫色をはじめ青、黒、緑、白など十数種類の色があり、石紋や魚脳などの美しい模様が出ます。細粒緻密で滑らかな石質をしており、この石でできた硯は最高級品として珍重されます。
・歙州石:中国安徽省が産地。青黒、青、黄、緑などの色があり、比較的硬い石質で適度な鋒鋩がすった墨を美しい色にします。宋の時代以降は流通量が激減しており、この石でできた硯は高値で取引されます。
・とう河緑石:中国甘粛省が産地といわれています。硬くきめ細やかな石質で、水が流れた後のような石紋が美しい石です。高級ランクの石は深緑色をしており、硯にすると真っ黒な墨とのコントラストが見事にマッチします。

朝鮮産や泥製の硯石もある

「澄泥硯」は、端渓硯・歙州硯・とう河緑石硯とともに「四大名硯」といわれている硯です。この澄泥硯は、切り出した石からではなく泥を固めてつくったた硯だといわれています。昔から澄泥硯の製造方法は秘密とされて、一時期は製造ができない時期もありました。研究を重ねてはいますが、製品の成功例は二割もないようです。
そして、数が少ないことからあまり知られていませんが、渭原硯や鐘城硯、大同江硯、海州硯といった硯は、朝鮮を産地としている石からつくられた硯です。持っていたら丁寧に扱ってください。

「硯石」が硯の価値をあげる!
硯は黒色というイメージがありますが、石によってさまざまな色を持っています。さらに、光の加減によって美しい模様が浮かび上がるものもあるでしょう。それは、石が持っている自然の姿です。硯石は、硯の価値を左右するものなのです。

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