中国には2200以上の県があり、それぞれの県に5つの酒があるといわれるほどに無数の種類の酒があります。そのうち日本に入ってくるのはほんの一握り。おみやげや贈答品としていただく、クオリティの高い銘柄が多いのではないでしょうか。一方、日本で流通していない希少な中国酒もあり、高い値打ちがあるそうです。
おみやげや贈答品の中国酒には、華やかなラベル、美しい陶器やガラスのボトルのものがあります。そのような目を引く容器の酒は値打ちがあり、とくに古酒は骨董店で買い取ってもらえることもあるようです。また、年代によっても買取相場は変わります。一度、買取業者にメールで銘柄を伝えて、査定してもらうといいでしょう。
中国ではビールやブランデー、ウイスキーも造られていますが、中国で造られる洋酒は中古市場では取引されません。買取OKの中国酒の種類を紹介します。
黄酒(ホワンチュウ)
もち米やうるち米、もち粟などの穀物を原料とする醸造酒。紹興酒、老酒(ラオチュウ)など
白酒(バイチュウ)
高粱(コーリャン)やトウモロコシ、米、麦などを原料とする蒸留酒。茅台酒(マオタイチュウ)など
薬酒(ヤオチュウ)
白酒をベース植物や動物を漬け込んだ酒。五加皮酒(ウーカーピーチュウ)など
果酒(クオチュウ)
果実を醸造する酒や白酒などに果実を漬けた酒。杏露酒(シンルチュウ)など
中国南西部の貴州省名産の白酒、茅台酒は「国酒」と呼ぶにふさわしい中国の銘酒です。ウイスキー、ブランデーと並んで、世界三大蒸留酒のひとつに数えられます。白酒の一種で、この酒が放つすばらしい芳香は「茅香」と呼ばれています。1972年の日中国交正常化の宴席では、中国の周恩来首相が日本の田中角栄首相を茅台酒でもてなしました。茅台酒は群を抜いて高額買取が見込める中国酒で、状態がよければ数万円から数十万円の買取価格がつくこともあります。
茅台酒と並ぶ中国白酒の八大名酒に数えられる四川省産の五粮液(ウーリャンイエ)も近年価値が上がり、茅台酒に次いで高値のつく酒です。
では、中国酒の買取相場は実際にはどのくらいの価格なのでしょうか。
茅台酒⇒約8,000円
五粮液⇒約7,000円
水井坊(シュイジンファン)⇒約6,000円
文君(ウェンジュン)⇒約4,000円
瀘州老窖(ルージョウラオジャオ)⇒約7,000円
虎骨酒(フークーチュウ)⇒約5,000円
これらの買取相場はあくまでも目安です。
酒の買取業者のほかに、骨董品を取り扱う業者も中国酒の買取を行っています。
メールに銘柄を書き添えて買取業者に問い合わせれば、回答をもらうことができます。取引が成立すれば、瓶の破損の恐れなどを考慮して宅配買取を利用するほうが賢明でしょう。
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