サファイヤはルビーと同一の鉱物で、ダイヤモンドに次ぐ硬度があります。サファイヤはラテン語で「青」という意味で、現在はスリランカ産のサファイヤが多く流通しています。
●サファイヤの色と処理
無処理のサファイヤは透明度が高く、やや紫がかっています。しかしサファイヤは合成や模造が多い宝石で、現在では多彩な処理が施されているものが市場に出回っています。無処理のサファイヤを探すほうが難しいのですが、青色が濃すぎず、薄すぎず、丁度よい透明感があるものが価値が高くなります。
参考URL
https://kinkaimasu.jp/colorstone/sapphire/
●サファイヤの形状と硬度
サファイヤはダイヤモンドに次ぐ硬度があるため、繊細なカットや研磨がしやすいのが特徴です。カットが繊細になるほど美しく輝き、価値が高くなる傾向があります。
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https://kinkaimasu.jp/colorstone/sapphire/
●サファイヤのインクルージョン含有量
サファイヤのインクルージョン(内包物)は少ないほど価値が高くなりますが、合成サファイヤは不自然なほどインクルージョンが含まれていません。天然のサファイヤは適度にインクルージョンが含まれています。熟練の宝石鑑定士は、天然と合成サファイヤの見分けを総合的に判断できます。
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https://kinkaimasu.jp/colorstone/sapphire/
●カシミール産サファイヤ
インドとパキスタンの国境地域であるカシミール産のサファイヤは、シルクのような乳白色の光沢が混ざった、深い青色が特徴です。その青は「コーンフラワーブルー」、「ベルベティブルー」と呼ばれ、宝石愛好家から高い評価を受けています。現在はほとんど流通しておらず幻の石といわれています。
●ミャンマー産サファイヤ
カシミール産のサファイヤと並び、高い価値を得ているサファイヤは、透明度の高い青色が特徴です。「ロイヤルブルー」と呼ばれるサファイヤはルビーの産地としても有名です。
●スリランカ産サファイヤ
透明度が高く紫がかった青色が特徴のスリランカ産サファイヤは「カワセミブルー」と呼ばれ、高い価値があります。白濁の結晶を除去する技術(ギウダ)が一般的になり、加熱処理のサファイヤが流通するようになると、無処理のスリランカ産サファイヤの希少性がますます高くなりました。
サファイヤの鑑別書をお持ちの場合は、宝石名の下にある「コメント」を確認なさってみてください。例えばコメントに「色の改善を目的とした処理が行われています」と記載されている場合は、サファイヤに人工的な処理が施されていることになります。これはサファイヤの価値を判断する上での大切なポイントになります。
他にも「色と透明度」、「カットの種類」、「重量」、「寸法」、「光の屈折率」、「多色性」、「分光性」、「拡大検査」、「偏光性」、「蛍光性」などを総合的に価値を査定します。鑑別書がない場合はできる限り専門の宝石鑑定士がいる買取店へ査定を依頼することをおすすめします。
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