デジタルカメラと比べて値崩れしにくいと言われるフィルムカメラ。いつでも売れるからとタンスの奥に眠らせておくともったいないかもしれません。
大きな値崩れの少ないフィルムカメラですが、経年による劣化には注意が必要です。フィルムカメラは状態のいいうちに買取するのがおすすめです。劣化しやすいパーツをご紹介します。
中古フィルムカメラのコンディションで一番わかりやすいのが、外観の劣化です。以下のような点に注意しましょう。
・傷やスレ
本体やレンズに落下などでつく凹みを「当たり」といいます。傷やスレがないものが望ましいですが、特にあたりは落下の衝撃などで凹むことがあるため、動作不良の原因にもなります。
・モルト
裏蓋の溝などに使用されるモルトは、経年劣化により溶けるなどボロボロになることも。ひどい場合は張替が必要となります。
・グリップ
経年によりグリップにベタつきが生じます。
・金属部分の歪み
金属部分には歪みだけでなく、使用中についた埃や塩分、砂塵などの汚れにより腐食が発生します。
一見みただけでは分かりにくい内部の劣化は、動作確認をして状態を把握しましょう。
・ファインダー
劣化して剥げたモルトなどが落ち、ファインダーを覗いたとき黒い点が見えたり、傷が付くなどの劣化が見られます。
・シャッター
古いカメラはシャッタースピードやシャッター幕に不具合が生じることがあります。異音にも注意です。
・フィルムの巻き上げ
古いフィルムカメラは、フィルムを装填し巻き上げレバーで巻き上げます。その際、レバーが動かない、シャッターを切ってもフィルムが巻き上げられないなどの現象がおきます。
フィルムカメラを長く保管しておくことで、本体だけでなく付属品の劣化や欠損が起きてしまいます。電池の質はもちろん、ケースやストラップ、説明書や箱も残っている場合は査定額にプラスされます。
これらが状態よく揃っているうちに買取に出すと、より高額での買取額になるかもしれません。
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