・室町時代の水墨画界を牽引した雪舟
中国の明で本場の水墨画を学んだ雪舟は、帰国後日本独自の水墨画を確立しました。雪舟の代表的な水墨画6点は国宝に指定され、現在も高い評価を受け続けています。
・日本に水墨画家に最も影響を与えた牧谿
独特の技法で描かれた牧谿の水墨画は、室町時代の水墨画作家に大きな影響を与えました。牧谿の作品はほとんど日本に存在し国宝や重要文化財に指定されています。
・将軍、天皇など宮廷人に愛された狩野探幽
画面に余白多くとり叙情性を表現した技法の水墨画は、将軍や天皇などから高い評価を受け、61歳で法印の地位を授けられています。
・水墨画の本場・中国で学び独自の山水画を生み出す
日本を代表する水墨画家である雪舟は、後世の日本画家に多大な影響を与えています。禅と密接な関係がある水墨画は雪舟の作品にも表現されています。中国の明で水墨画を学んだ雪舟の画風は、力あふれる筆使いとバランスのよい構図に特殊しています。
・雪舟の代表作品
「秋冬山水図」「四季山水図巻(山水長巻)」「破墨山水図」「慧可断臂図」「天橋立図」「山水図」が国宝に指定されています。
・日本の水墨画界に最も影響を与えた水墨画家
牧谿は中国の僧侶で、長谷川等伯など日本の水墨画家に大きな影響与えました。その作品は織田信長、足利将軍などに所蔵されていたほどです。
・牧谿の代表作品
「観音猿鶴図」「煙寺晩鐘図」「漁村夕照図」は国宝に、「遠浦帰帆図」「平沙落雁図」「芙蓉図」「栗図・柿図」「羅漢図」「竹雀図」「竜虎図」「柳燕図」は重要文化財に指定されています。
・水墨画界の鬼才ともてはやされた
狩野探幽は、わずか16歳で江戸幕府御用絵師に登り詰めた天才水墨画家です。探幽独特の技法である「探幽様式」は、画面の余白に余韻を残し、さも景観の続きがあるように観るものの想像を掻き立てています。
・狩野探幽の代表作品
「義朝最期・頼朝先行供養図」「二条城障壁画」「名古屋城障壁画」「南禅寺本坊小方丈障壁画」「東照権現像」「東照宮縁起」「佐久間将監像」「大徳寺方丈障壁画」「四季松図屏風」「酬恩庵方丈障壁画」は重要文化財に指定されています。
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