エレキギターの弦の振動を拾う専用のマイクであるピックアップには、シングルコイルピックアップとシングルコイルピックアップを2つ組み合わせたハムバッカーがあります。
・シングルコイルピックアップ
軽やかなエッジの効いた音色・サウンドが特徴でノイズを拾いやすいです。
・ハムバッカー
力強く、太い音色・サウンドが特徴で、ノイズを拾いにくいです。
エレキギターの内部構造には次の三つがあります。
・ホロウボディギター
ボディ部分の空洞があるため弦の響きが大きくなり、甘く強く太いサウンドになります。そのためハウリングが起こりやすいです。
・ソリッドボディギター
ボディ内部に共鳴音を持たせる空洞が無いため、細く鋭い、透き通るようなサウンドになり、ハウリングが起こりにくいです。
・セミホロウボディ
ホロウとソリッドの特徴を併せ持ち、甘く太いサウンドも、細く鋭いサウンドも出すことができ、またハウリングも起こりにくくなっています。
エレキギターの2大楽器メーカーであるフェンダー社(Fender)とギブソン社(Gibson)の代表的なギターモデルであるストラトキャスター、テレキャスター、レスポールそれぞれのピックアップ、ボディタイプ、その愛用者、適正ジャンルを紹介します。
色々と能書きを聞いてもピンとこない場合は、ご自分のやってみたい音楽で選んだり、好きなアーティストと同じ楽器を持ってみる、というのもおすすめです。
・フェンダー社(Fender)/ストラトキャスター
ピックアップ:シングルコイル×3
ボディタイプ:ソリッド
愛用者:エリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックス、ジェフ・ベックなど
適正ジャンル: ロック、メタル、ポップ系など幅広いジャンルにおすすめ
・フェンダー社(Fender)/テレキャスター
ピックアップ:シングルコイル×2、ハムバッカー×1・シングルコイル×1、ハムバッカー×2
ボディタイプ:ソリッド/セミホロウ
愛用者:ジョージ・ハリスン、キース・リチャーズ、プリンスなど
適正ジャンル:カントリー、ブルース系などに多く使われるが、ロック、パンク系にもおすすめ
・ギブソン社(Gibson)/レスポール
ピックアップ:ハムバッカー×2、シングルコイル×2、シングルコイル×1
ボディタイプ:ソリッド/セミホロウ
愛用者:ジミー・ペイジ、エース・フレーリー、ジョー・ペリーなど
適正ジャンル:ロック、パンク、メタル系におすすめ
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