・中国の掛け軸は美術的価値が高い
中国の掛け軸は日本や西洋とは異なる、書画と絵画という独自の画法で描かれており、世界中の骨董コレクターに注目されています。
・掛け軸が描かれた年代が古いほど価値が高くなる
掛け軸は希少性があるかどうかで価値が大きく変わります。古い年代の掛け軸は流通量が少ないため、掛け軸としての価値が高くなります。
・肉筆か印刷の見分け方
印刷加工技術が進んだ現在、掛け軸が肉筆か印刷かを見分けるのはかなり難しいのが現状ですが、筆跡の癖や特徴を絵画から読み取り判定します。実際に手に取り質感や匂い、使用した素材で判断することもあります。
・作者名で価値があるかどうか見分けられる
どのような絵画、骨董品も共通ですが、有名作家の作品は価値が高くなります。価値のある掛け軸かどうか見分けるには作者名の特定が重要です。
・落款、署名から調べる
掛け軸には作者の情報である「落款」や「署名」が記してあります。場所は絵画の隅にあることが多く、落款のみ、署名のみの場合もあります。
・書籍や資料から調べる
落款や署名を手がかりに、書籍や古い資料から作者名を調べることができます。
・箱書から調べる
掛け軸が保管されている木箱に記されている落款や署名から作者名が判明することがあります。
・描かれた年代と入手経路で価値があるかどうか見分けられる
掛け軸は古いほど価値が上がります。価値がある掛け軸かどうかは「描かれた年代」と「入手経路」で見分けることができます。
・描かれた年代を調べる
描かれた掛け軸の画風やモチーフがヒントになることがあります。山水、花鳥なのか、宗教色が強いものなのか、道釈人物画や吉祥画などなのかにより、描かれた年代がおおよそわかります。
・入手経路を調べる
掛け軸を入手した方法から価値のあるものかどうかも見分けられます。権威ある人から譲り受けた、先祖代々受け継がれてきた、コレクターから手に入れたなどの「正規ルート」であれば価値が高い可能性があります。
・軸先が大きい
掛け軸を巻くときや広げるときに手に持つ部分を軸先といいますが、中国の掛け軸は軸先が大きいです。
・表木が四角い
掛け軸の最上部につける表木が四角いのも中国の掛け軸の特徴です。
・床の間にかけたときに掛け軸が30センチ以上余る
掛け軸を床の間にかけたとき、長さが30センチ以上余る場合は中国の掛け軸である可能性が高いです。
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