カビが発生する湿度は60%から。
そのため、カメラの保管に適した湿度は40%から50%とされています。
しかし、日本の平均湿度はなんと60〜70%!10mm以上のまとまった雨が降る日が年30日以上、小雨も含めると実に年100日が雨なのです。
ドライボックスに湿度計にシリカゲルなど、現役のカメラファンなら防湿に気を遣っていることと思いますが、人から譲り受けたりして元のオーナーではない人が保管していたカメラの場合、そうでないことが多いです。
カメラバッグに入れただけで10年以上放置している……というカメラの場合、高い確率でレンズ内に小さなカビが生えています。
結論から言うと、カビの生えたレンズは、かなり査定額が落ちます。
撮影に影響のない外側なら簡単な清掃で中古ルートに乗りますが、内部のカビの場合は分解清掃をしないと販売できません。レンズをばらして清掃する場合、クリーニング費は高額です。そのクリーニング費を査定額から差し引く必要があるため、高値がつけられないのです。
・カビのあるレンズはクリーニングしてから査定に出すべき?
カビがひどいとレンズが曇り、コントラストの低下や、フレアの発生など写りにかなりの影響が出ます。最悪の場合、買取不可もありえます。
それでは、自分でクリーニングに出してから査定に出してはどうか?と思われるかもしれませんが、結局そのお金を自分で出すことになるので、残念ながらプラスマイナスゼロ。査定に出さないと確実な売却価格は出ないので、その前に出費を作ってしまうのは得策ではありません。カビがある場合でも、そのまま査定に出すことをおすすめします。
カメラやレンズといった道具でも、中古市場では、外見の美しさを重視される方が実はとても多いです。トレンドや年式、型番などももちろん重要ですが、綺麗で清潔なレンズこそ高く売れます。
傷や汚れはマイナスイメージにしかならないので、買取査定の前に外側は自己クリーニングをしてから出すことをオススメします。
ボディは柔らかい乾いた布で汚れを落とします。汚れが落ちにくい場合は、塗らして固く絞った布を使用してもOKです。
レンズ部分は傷付きやすいので、ブロアーをかけた後に専用クロスやクリーニングペーパー、レンズクリーナー液を使用して清掃します。ブロアーがない場合は、お手入れ自体をやめましょう!
汚れがついた状態でレンズを拭き上げると、それによって傷がついてしまうためです。口で息を吹きかけても、唾液がさらに汚れになるくらいで、ゴミは落とせません。
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